QDT9月
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12QDT Vol.38/2013 September page1304Feature article ♯1今選びたい安心して装着を行うために! 近年の高分子材料の進化にともない、装着材料にもさまざまなバリエーションが増え、各メーカーがその特徴を訴求するためのさまざまなキャッチコピーやネーミングを与えている。こうした状況下で装着材料を確実に選択するには、術者が装着材料の分類を整理し、特徴などを理解することが必要となると同時に、市場にどのような材料が流通しているのかを理解することも重要となる。そこで今回の本コーナーでは、臨床で使用頻度が高いと思われるグラスアイオノマーセメント、レジン添加型グラスアイオノマーセメントおよびレジン系装着材料について、できるかぎり紹介していく。中山大介 Daisuke Nakayama 伏木亮祐 Ryosuke Fushiki小峰 太 Futoshi Komine歯科医師・日本大学歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座東京都千代田区神田駿河台1‐8‐13☞ 装着材料選びの注目ポイント6ト系をセルフエッチング型、プライマー併用型に分類した(表1)。なお、今回はこのような分類としたが、レジン系装着材料の細かな分類は成書によって異なることがあるので注意が必要である。②種類と特徴接着の機序や取り扱いはさまざま 装着材料は種類によって異なる特徴をもつため、その特徴を理解し、目的・症例に合わせて選択する必要がある2。 レジン添加型グラスアイオノマーセメントは、従来型のグラスアイオノマーセメントにレジン成分を添加することで、硬化過程での水分添加による溶解や、物性の劣化などの欠点を補っている。主に機械的嵌合力による維持となるため、支台歯と歯冠修復物との接着は期待できないが、レジン系装着材料と比較すると経済性に優れ、操作も容易である。①分類まずは大きな分類から理解していこう 近年、セルフアドヒーシブレジンセメントや自己接着性レジンセメントなど、さまざまな呼称で装着材料が紹介されることが多い。そのような状況の中で装着材料を選択するには、術者が装着材料の分類を整理し、特徴などを理解することが必要になる。 装着材料の種類としては、①リン酸亜鉛セメント、②カルボキシレートセメント、③酸化亜鉛ユージノールセメント、④グラスアイオノマーセメント、⑤レジン添加型グラスアイオノマーセメント、および⑥レジン系装着材料が挙げられる1。今回はその中でも,臨床での使用頻度が高いと思われるグラスアイオノマーセメント、レジン添加型グラスアイオノマーセメントおよびレジン系装着材料について紹介する。レジン系装着材料をMMA系とコンポジット系に分類し、さらにコンポジッ装着材料43

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